グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人
2010-10-02-Sat 21:57

mucho66さんから、『グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人』という本をお借りして読みました。
なかなか、面白い本で、なんとも独特な読後感でした。

グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人 (朝日文庫)グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人 (朝日文庫)
(2010/06/04)
森下 香枝

商品詳細を見る


※本書についてのmucho66さんのBlogはこちら


グリコ・森永事件は、昭和59年3月の江崎勝久・江崎グリコ社長の誘拐に始まり、昭和60年8月のかい人21面相からの終息宣言で犯人グループの動きが無くなって、平成12年2月にすべての事件の公訴時効が成立しています。

昭和59年当時、私は高校3年生でして、実家のあった吹田市から高校のある茨木市に通学していました。事件が過去に例のない劇場型犯罪ということもありましたし、私の生活圏と極めて近い場所で起こっていたこともあって、この事件は当時の私にはものすごいインパクトがありました。
そういったこともあり、この本を読んでいる時、この事件を単純に思い出すだけでなく、この事件に繋がったその当時の世相とか雰囲気とかムードとかそういった漠然としたイメージが思い出されて、なんとも言えない妙な気分になりました。

怪人21面相のあの独特の関西弁の挑戦状や、当時の警察担当者のいかにも浪花のデカといった感じのベタベタの関西弁でのコメントとかを読んでいると、忘れかけていた昭和時代の濃厚な関西の雰囲気を思い出すような感覚もありました。

この本では、今まで公開されていない情報も結構出ていたり、著者が推測する実行犯(既に自殺している)も名前(仮名か実名かはちょっと忘れました)を挙げて書かれていたりしますが、まあ、結局、誰が真犯人かを確定できている訳ではありません。
それができていれば、時効を迎えているとはいえ、ものすごいニュースになっているはずですし、警察がその威信をかけて捜査した結果、迷宮入りした事件を、一介の記者がそう簡単に解明できる訳はありません。

当時も言われていたことですが、本書を読むと警察側の度重なるミスで犯人を取り逃がしていることがよくわかります。犯人グループも相当凄かったんでしょうが、警察の失態もあって、この事件は結果的に犯人検挙に至らないまま時効を迎えてしまいました。
もともと特異な事件ですが、偶然やいろいろなミスが重なって更にこの事件の特異性や特殊性を増幅させたような気がします。
この事件は、事実は小説よりも奇なり をまさに地で行ってます。

本書に対して、実行犯でなく、このグリコ・森永事件全体の絵を描いた黒幕を知りたいとかいう意見もあったりしますが、それを著者に要求するのはちょっと無茶な気もします。
それがわかるんだったら、私も是非知りたいですが・・・。
また、著者の文章力が無いという意見もあったりします。

まあ、そういういろいろな意見はありますが、この事件とその当時の雰囲気をなんとなく思い出せただけで、私にとっては本書は結構意味のあるものでした。

もし、真犯人が名乗り出て、全てをぶちまけたら、それは凄い事になるんでしょうね。
是非、事の真相を聞いてみたいものです。ありえないか・・・。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

topcym

Author:topcym
1965(S40)年11月、大阪府吹田市の生まれ。現在は大阪府交野市に住む、中年サラリーマンのおっさんです。
趣味は、自転車とドラム。
自転車は「メタボやし、ちょっとは体を動かさんといかんなぁ」という一応、健康目的から2005年10月にクロスバイクを購入し、2009年06月にやっとこさロードバイクを購入しました。
ドラムは高校ぐらいから始めてるんでキャリアは長いですが、実力が全くついて来ずといった状況で現在に至っています。
ということで、趣味の自転車とかドラム(音楽)とかを中心にしながらも、特にそれらに拘らず、適当に思いついたことを書いていこうと思います。

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
FC2カウンター
検索フォーム
リンク
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる