Aaron Goldberg / Isn't She Lovely からいろいろと2015-09-14-Mon 23:36
アーロン・ゴールドバーグ(Aaron Goldberg)っちゅうピアニストを娘に教えてもらいました。
スティービー師匠のIsn't She Lovelyをかなり変わったアプローチで演奏してます。
このリズムは何て言うんでしょう、三連系のラテンって言ったらええんか。
ジャズのコンボなんかでもたまに出てくるリズムパターンですが、冒頭のあたりではシンバル類をほとんど使わず、タイコだけで演奏してる感じ。
途中、4ビートも出てきますけど。
とにかく、最近の方は皆さんメチャ上手いです。
娘の所属する音楽系サークル(いわゆるジャズ研らしい)でピアノがメチャ上手い人がいて、これを弾いてたらしいです。
そんでもってドラムは女子。こんな難しい曲よう演奏しようと思うわ・・・。
うちの娘も含め、今の若い人たちは、もう音楽への接し方が我々の世代と全然違ってます。
やっぱり、インターネットの存在がめちゃめちゃ大きいですね。
音楽を聴くのに時間もお金も使わない。
検索一発でYouTubeからガンガン無料で音源入手できますから。
CDは借りても、買わないし。そりゃCD売れんわ。
(まあ、今の我々もそういう傾向はありますが)
ジャズを聴いてるかと思えば、ビジュアル系のロックバンド聴いてたり、アイドル系も聴くし、当然J-POPも聴く。
ジャンルの広がりというか、多様性というか、節操なさというか、そういうのも半端ないです。
我々の時は、この人のルーツは誰とか、そういう系譜みたいなのを調べて、その繋がりのあるミージシャンを聴いてみたり、金がないから一生懸命中古レコードを漁ってみたり、ジャズ喫茶でいろいろ聴かせてもらったり・・・。
音楽を聴くのに時間とお金を使ってました。
でも、今は簡単に情報が入手できるんで、みなさん楽器の演奏能力は高いです。
メソッドとか練習方法とか、ドラムでいったら複雑なフレーズの手順とか、全部、インターネットに転がってますから。
だから複数の楽器を演奏する人も多いような気がします。(昔から海外では多いですが)
それと音楽以外にいろんな趣味を持ってたり。
まあ、とにかくジェネレーションギャップっていうんでしょうか、そういうのがあるように思います。
話し変わって、スティービー師匠のIsn't She Lovelyって本当にいい曲で、オリジナルは1976年にリリースされた「Songs in the Key of Life」に収録されてます。
この頃のスティービー師匠はホント稀代のメロディーメーカーだったと思います。
この曲、いろんな人がカバーしてます。ジャズ系のミュージシャンのカバーも多いです。
まずは、スティービー師匠のオリジナル。
以前にこのブログでも取り上げた、Sylvain Luc & Bireli Lagrene のギターデュオ。
御大、Sonny Rollins。
エレベのVictor Wooten が一人で演ってるやつ。
やっぱ、元の曲がいいので、カバーもかっちょいいんでしょうね。
スティービー師匠のIsn't She Lovelyをかなり変わったアプローチで演奏してます。
このリズムは何て言うんでしょう、三連系のラテンって言ったらええんか。
ジャズのコンボなんかでもたまに出てくるリズムパターンですが、冒頭のあたりではシンバル類をほとんど使わず、タイコだけで演奏してる感じ。
途中、4ビートも出てきますけど。
とにかく、最近の方は皆さんメチャ上手いです。
娘の所属する音楽系サークル(いわゆるジャズ研らしい)でピアノがメチャ上手い人がいて、これを弾いてたらしいです。
そんでもってドラムは女子。こんな難しい曲よう演奏しようと思うわ・・・。
うちの娘も含め、今の若い人たちは、もう音楽への接し方が我々の世代と全然違ってます。
やっぱり、インターネットの存在がめちゃめちゃ大きいですね。
音楽を聴くのに時間もお金も使わない。
検索一発でYouTubeからガンガン無料で音源入手できますから。
CDは借りても、買わないし。そりゃCD売れんわ。
(まあ、今の我々もそういう傾向はありますが)
ジャズを聴いてるかと思えば、ビジュアル系のロックバンド聴いてたり、アイドル系も聴くし、当然J-POPも聴く。
ジャンルの広がりというか、多様性というか、節操なさというか、そういうのも半端ないです。
我々の時は、この人のルーツは誰とか、そういう系譜みたいなのを調べて、その繋がりのあるミージシャンを聴いてみたり、金がないから一生懸命中古レコードを漁ってみたり、ジャズ喫茶でいろいろ聴かせてもらったり・・・。
音楽を聴くのに時間とお金を使ってました。
でも、今は簡単に情報が入手できるんで、みなさん楽器の演奏能力は高いです。
メソッドとか練習方法とか、ドラムでいったら複雑なフレーズの手順とか、全部、インターネットに転がってますから。
だから複数の楽器を演奏する人も多いような気がします。(昔から海外では多いですが)
それと音楽以外にいろんな趣味を持ってたり。
まあ、とにかくジェネレーションギャップっていうんでしょうか、そういうのがあるように思います。
話し変わって、スティービー師匠のIsn't She Lovelyって本当にいい曲で、オリジナルは1976年にリリースされた「Songs in the Key of Life」に収録されてます。
この頃のスティービー師匠はホント稀代のメロディーメーカーだったと思います。
この曲、いろんな人がカバーしてます。ジャズ系のミュージシャンのカバーも多いです。
まずは、スティービー師匠のオリジナル。
以前にこのブログでも取り上げた、Sylvain Luc & Bireli Lagrene のギターデュオ。
御大、Sonny Rollins。
エレベのVictor Wooten が一人で演ってるやつ。
やっぱ、元の曲がいいので、カバーもかっちょいいんでしょうね。
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彼女ちょっと可愛いくない?
どれも気持ちいい感じで聞けました。
いい原曲は独り歩きしてさらに良くなりますね。
しいて言えばギターデュオのが好きかなぁ。
ギターの上手い人ってかっこいいですねぇ、お二人さんの映像が目に浮かぶように聞きました。
ロリンズはアルトを吹いているんでしょうか?これも叫んでいるようでとてもいいですね。
最後のベーシストはメロディラインはどうなってるんですかね?
いい原曲は独り歩きしてさらに良くなりますね。
しいて言えばギターデュオのが好きかなぁ。
ギターの上手い人ってかっこいいですねぇ、お二人さんの映像が目に浮かぶように聞きました。
ロリンズはアルトを吹いているんでしょうか?これも叫んでいるようでとてもいいですね。
最後のベーシストはメロディラインはどうなってるんですかね?
No title
ロリンズはソプラノですよね? それともアルトで頑張ってるの?
No title
後半聞いてるとテナー?ってことは無いですよね。やっぱアルトかな?
確かに
最近の若い人はCDを買わないし、音楽にお金をかけないですよね。youtube で聴けちゃうから買わないですわね。今、若年層でCDを買う人はジャニーズのファンかAKBのファン、Exileのファンくらいじゃないんでしょうかね。うちの娘は嵐を卒業してExileに転校したのでせっせと買ってますが(苦笑)まあ音楽が好きなんではなくて、アイドルが好きなだけでお布施みたいなもんなんでしょうね。
で、今もジャズが世間的に説得力のあるジャンルかは私にはよくわかりませんが、ロックはもう一時期のパワーは全然ないですね。バンドで売れてる人達ってオジサンばかりですし、テクニック志向なバンドって皆無のような気がします。そもそも今はバンドではなくてユニットですしねえ。
若いミュージシャンが上手いっていうのは何となくわかりますけど、テクニカルでかつ売れてる人っているんでしょうかね。
で、今もジャズが世間的に説得力のあるジャンルかは私にはよくわかりませんが、ロックはもう一時期のパワーは全然ないですね。バンドで売れてる人達ってオジサンばかりですし、テクニック志向なバンドって皆無のような気がします。そもそも今はバンドではなくてユニットですしねえ。
若いミュージシャンが上手いっていうのは何となくわかりますけど、テクニカルでかつ売れてる人っているんでしょうかね。
RE:彼女ちょっと可愛いくない?
ひろべえさん、こんばんは。
原曲がシンプルでいい曲なんで、カバーしやすいし、自分なりにアレンジする余地がたくさん残されてるんでしょうね。やっぱり、スティービー師匠は凄いです。
で、このギターデュオ凄くいいですよね。凄いテクニックですが、歌心のある洗練された演奏だと思います。
で、ロリンズですが、はじめはソプラノ、後半はテナーです。テナーサックスとソプラノサックスはキーが同じなので、テナー吹きが持ち替えるのはソプラノのケースがほとんどです。
このロリンズの演奏、1981年のLive Under the Skyのものなのですが、私、万博に見に行ってました。高校生の時です。
この時のロリンズは引退から復帰したところだったんですが、ロリンズのことをよう知らんかった私は全然期待してなかったんです。でも、結果的に他のバンドよりもこのロリンズの演奏が一番良かったし、一番感動しました。
最後のベーシストですけど、あれはその場で自分が演奏したものを録音し、その録音を再生して更にその上に自分の演奏を録音し、ベースだけで録音しながらバックの演奏を構成し、それが出来たらそれを反復して再生し、そのバックの演奏にあわせてベースで旋律やソロを弾くということをやっています。当然、そういうことが実現できる機械がある訳ですが。
このやり方はジャコ・パストリアスもよくやっていました。
原曲がシンプルでいい曲なんで、カバーしやすいし、自分なりにアレンジする余地がたくさん残されてるんでしょうね。やっぱり、スティービー師匠は凄いです。
で、このギターデュオ凄くいいですよね。凄いテクニックですが、歌心のある洗練された演奏だと思います。
で、ロリンズですが、はじめはソプラノ、後半はテナーです。テナーサックスとソプラノサックスはキーが同じなので、テナー吹きが持ち替えるのはソプラノのケースがほとんどです。
このロリンズの演奏、1981年のLive Under the Skyのものなのですが、私、万博に見に行ってました。高校生の時です。
この時のロリンズは引退から復帰したところだったんですが、ロリンズのことをよう知らんかった私は全然期待してなかったんです。でも、結果的に他のバンドよりもこのロリンズの演奏が一番良かったし、一番感動しました。
最後のベーシストですけど、あれはその場で自分が演奏したものを録音し、その録音を再生して更にその上に自分の演奏を録音し、ベースだけで録音しながらバックの演奏を構成し、それが出来たらそれを反復して再生し、そのバックの演奏にあわせてベースで旋律やソロを弾くということをやっています。当然、そういうことが実現できる機械がある訳ですが。
このやり方はジャコ・パストリアスもよくやっていました。
RE:確かに
mucho66さん、こんばんは。
紀元前紀元後みたいな感じで、インターネット以前以後でめちゃ変わってるんだと思います。
もうこれは、そういう時代なのでしょうがないって感じかなぁ。
音楽を聴くのにお金は不要って感じでしょうね。
ライブにはお金を払うって感じでしょうか。
で、RADWIMPS(ラッドウィンプス)なんてのは、テクニック志向の日本のロックバンドみたいですよ。娘から教えてもらってるんですけどね。
ベースもドラムも洗足学園音楽大学ジャズ科を卒業もしくは中退ですからね。
まあ、私はほとんど聴いたことありませんけど。
それなりに売れてるはずですよ、このバンド。
紀元前紀元後みたいな感じで、インターネット以前以後でめちゃ変わってるんだと思います。
もうこれは、そういう時代なのでしょうがないって感じかなぁ。
音楽を聴くのにお金は不要って感じでしょうね。
ライブにはお金を払うって感じでしょうか。
で、RADWIMPS(ラッドウィンプス)なんてのは、テクニック志向の日本のロックバンドみたいですよ。娘から教えてもらってるんですけどね。
ベースもドラムも洗足学園音楽大学ジャズ科を卒業もしくは中退ですからね。
まあ、私はほとんど聴いたことありませんけど。
それなりに売れてるはずですよ、このバンド。
やっぱりロリンズ
娘さんから最新の情報を得られていいですね!
で、娘さん、なかなかの目利き(耳利き?)ですね。
やはり音楽のセンスを受け継いでいらっしゃるんですね。
そしてmuchoさんちの娘さんのお布施話も好きです。
おふたりともいいですね。うちは娘がいないので、他所のお家の娘さんの話が好きです。
紹介されたカバー演奏、それぞれにいいですが、やはり私はロリンズが好きです。
やっぱ古いおばちゃんでしょうかね(笑)
で、娘さん、なかなかの目利き(耳利き?)ですね。
やはり音楽のセンスを受け継いでいらっしゃるんですね。
そしてmuchoさんちの娘さんのお布施話も好きです。
おふたりともいいですね。うちは娘がいないので、他所のお家の娘さんの話が好きです。
紹介されたカバー演奏、それぞれにいいですが、やはり私はロリンズが好きです。
やっぱ古いおばちゃんでしょうかね(笑)
ロリンズとサックス
そうですか、最後のは多重録音なんですね。
ウチの長男もギター好きで、そんなことを大学時代、寮生活しながらやっていたようですが。
大学卒業後、バタバタと他府県に就職~結婚し、こういうことを聞ける者が我が家に居なくなりました。(笑
”テナーとソプラノはキーが一緒。”なるほどそういう事なんですか。
ロリンズだったか、ナベサダだったか、もう記憶が定かでないんですが。
アルトかテナーでソプラノのようなフレーズをよく吹いていたのを聞いたような気がするんです。
でもナベサダはライブで、アルト、テナーを持ち変えて、器用に吹いていたようにも記憶していますが、ボクの記憶違いかもしれません。
ウチの長男もギター好きで、そんなことを大学時代、寮生活しながらやっていたようですが。
大学卒業後、バタバタと他府県に就職~結婚し、こういうことを聞ける者が我が家に居なくなりました。(笑
”テナーとソプラノはキーが一緒。”なるほどそういう事なんですか。
ロリンズだったか、ナベサダだったか、もう記憶が定かでないんですが。
アルトかテナーでソプラノのようなフレーズをよく吹いていたのを聞いたような気がするんです。
でもナベサダはライブで、アルト、テナーを持ち変えて、器用に吹いていたようにも記憶していますが、ボクの記憶違いかもしれません。
訂正
最後のナベサダの処は『ソプラノとアルトを持ち変えて吹いていたように・・・』の間違いです。すみません。
RE:やっぱりロリンズ
nikkokisugeさん、こんばんは。
ロリンズのカバーもいいですよね。
ひろべえさんへの返信でも書きましたけど、生のロリンズ、高校生ながらめっちゃ感動しました。とにかく、アドリブで吹きまくるスタイルに圧倒されました。
ロリンズはコルトレーンに比べておしゃれでルックスもいいですよね。
さすが、ニューヨーク・ブルックリン?の生まれ。
やっぱりロリンズはかっちょええですよ。
で、娘とこういう音楽の話ができるのは、かなり恵まれてる方やと思ってます。
ロリンズのカバーもいいですよね。
ひろべえさんへの返信でも書きましたけど、生のロリンズ、高校生ながらめっちゃ感動しました。とにかく、アドリブで吹きまくるスタイルに圧倒されました。
ロリンズはコルトレーンに比べておしゃれでルックスもいいですよね。
さすが、ニューヨーク・ブルックリン?の生まれ。
やっぱりロリンズはかっちょええですよ。
で、娘とこういう音楽の話ができるのは、かなり恵まれてる方やと思ってます。
RE:ロリンズとサックス
ひろべえさん、こんばんは。
たぶん、はじめはソプラノを吹いて、ピアノとかがソロ弾いてる間に脇に置いてあるテナーに持ち替えて吹いてるんだと思います。
いずれにしても、ロリンズはビジュアルも含めてかっちょいい人です。
たぶん、はじめはソプラノを吹いて、ピアノとかがソロ弾いてる間に脇に置いてあるテナーに持ち替えて吹いてるんだと思います。
いずれにしても、ロリンズはビジュアルも含めてかっちょいい人です。